依頼が多い天神橋のアイフォン修理店が行う修理の作業手順
アイフォン修理は一般の個人が簡単に行えるものではなく、直そうとしても分解の段階で失敗してしまいさらなる状況の悪化を招くことが少なくありません。自分で直そうとせず、天神橋など修理の依頼が多く実績のある修理専門店に依頼することが得策です。アイフォン修理の依頼を受けた専門店が行っている修理の手順を知っておくと、実際に依頼するときに安心感があるはずです。
持ち込まれたアイフォンに発生している問題の特定
アイフォン修理は、依頼主のアイフォンがどのような状態にあるのかを診断し問題を確定することから始まります。依頼主からアイフォンが持ち込まれたら、まずはどういった故障が起きているのか、いつどのような状況で発生したのかという点をヒアリングします。そして、その内容を元に実際に端末を操作してみることで、実際に起きている問題を特定することがアイフォン修理の第一歩です。
状態によっては検査するためのツールやアプリを用いることもあり、修理店の技術や経験が活かされるシーンでもあります。技術に自信を持っている修理専門店は、依頼主のヒアリング内容だけで問題を特定しようとするのではなく、ヒアリング内容と技術者が実際に確認した端末の状況を総合して故障している箇所を特定します。両方を組み合わせることで故障箇所を見極めて必要な修理のみを行い、正常に動作している部品を交換して修理費用が高くなってしまうといった依頼主にとっての不利益を避けることが可能になります。
修理するための準備と端末のバックアップ
問題が特定できたら、その問題を解決するための準備に入ります。アイフォン修理で多いのはハードウェアの故障で、修理するために必要な部品を調達するのです。とはいえ、ほとんどの部品は在庫があるため部品を発注して入荷するまで作業が始められないということは滅多にありません。部品はアイフォンに使われている純正パーツを使うこともあれば、より性能や耐久性が高い高品質な互換パーツを使うこともあります。
もしそういった高品質な互換パーツを使うことによって修理費用が高くなるのであれば、事前に依頼主にその旨を伝えて了承を得なければなりません。続いて、可能であれば端末データのバックアップを保存します。しかし、端末の状態によってはバックアップが取れなかったり、どうしても保存されているデータが消えてしまうことがあります。その場合も依頼主の許可を得てから作業に入ります。ソフトウェアの問題であれば部品交換は必要ありません。バックアップについてはハードウェアの故障と同様ですが、データを失うことなく修理できることもあるでしょう。
アイフォン端末の分解と部品の交換
ハードウェアの問題であり、故障箇所の部品が容易できたらいよいよ修理作業に移ります。部品を交換するためにはアイフォン本体を分解する必要がありますが、この段階から技術者の腕が試されることになるでしょう。アイフォンの分解は、機種によって違いはあるものの単純にネジ止めされているわけではないため、強力な接着剤やツメの噛み合わせを外さなければなりません。
無理に外そうとすると液晶画面が割れてしまったりツメが破損してしまうため、分解用の工具を用いたり、ピンポイントでツメを外すテクニックが必要です。この点においては技術者の作業経験が求められるので、天神橋のような人口が多い専門店なら多くの依頼をこなしている技術者が作業を行ってくれるため安心です。部品交換が出来る程度にまで分解が完了したら、故障している部品を取り外して新しい部品に交換します。正常動作するように、また傷を付けることがないよう細心の注意を払いながら適切な工具と技術を駆使して作業を実施します。
部品の動作確認と慎重な作業による組み立て
故障箇所の部品を交換したら、組み立ての前に動作チェックを行います。部品交換を行っても、作業ミスや新しい部品との相性問題などにより正常に動作しない可能性がわずかながら存在します。そのことに気付かず組み立ててしまい、その後にチェックをして動作不良に気付いた場合、また分解し直さなければならなくなり不要な傷を付けてしまうリスクが否定できません。そういったことがないよう、組み立てる前に動作チェックを行うのは重要なポイントです。
動作に問題がないことが確認できたら、組み立てを行います。アイフォン修理というとこの段階で作業の大部分が終了したように考えられがちですが、実はそうではありません。アイフォンは小さな筐体で豊富な機能を実現できるよう、小さな部品や細かい配線が多用される緻密な内部構造になっています。順序を間違えることはもちろん、ケーブルの重なりにも気を遣います。さらに、防水機能を維持できるようにミリ単位の調節をしながらの組み立て作業が求められるのです。
全体的な動作確認とデータの復旧
組み立てが完了したら、改めて動作確認を行います。この動作確認は組み立て前に行ったものよりもさらに多くのチェックを行います。部品を交換したことによって、該当箇所は直ったものの他の部分に不具合が出てしまうことも考えられることが理由です。そのため、交換した部品を利用する機能のみならず、その修理店で用意している動作チェックリストに則って厳密な動作確認を行います。動作確認が完了したら、バックアップしておいたデータを復旧します。
もちろん、技術者がデータの中身を閲覧することはありません。例えばカメラ機能のテストはデータを復旧する前に行い、写真や動画の撮影と保存できることを確認したら、そのファイルを削除してから元のデータを復旧させます。アイフォン修理にはこういったプライバシーにも配慮した作業が求められるのです。また、修理店によってはディスプレイ保護シートの貼り付けなどのオプション作業を依頼できることがあります。このクオリティも経験によるものが大きいため、経験豊富な店に依頼するのがおすすめです。
アイフォン修理の完了と引き取り
ここまでの作業を全て済ませ、アイフォン修理の完了となります。技術者は手袋を着用して作業を行っていますが、どうしても埃などが付着してしまうことがあります。そういった汚れも除去し清潔な状態にすると同時に、修理を受けるときに預かっていた付属品なども揃えておきましょう。準備が整ったら依頼者に修理の完了を報告し、引き取りに来てもらいますが、店舗によっては郵送での返却サービスを行っている場合もあり依頼者の都合によって受け取り方法を選ぶことが可能です。
返却時に実施した作業内容や交換した部品について説明し、修理完了報告書などの形式で内容を説明した書面を渡します。さらに、対面での受け取りになる場合は依頼者にアイフォンを引き渡したその場で故障箇所が直っていることを確認してもらいましょう。また、保証サービスを提供している場合はその説明も丁寧に行います。期間と内容、費用などを分かりやすく説明し、依頼者が安心してアイフォンを使ってもらえるようにすることもアイフォン修理の一部です。
まとめ
アイフォン修理は複雑な工程を経て完了するものであり、故障した箇所を直して元の状態に戻すために技術と経験が必要になります。ほとんどの故障を直してもらえることはもちろん、故障内容にもよるものの街の専門店でのアイフォン修理は持ち込んだその日のうちに直してもらうことも少なくありません。天神橋に観光で訪れ、アイフォンが壊れてしまったという場合はぜひ持ち込んでみましょう。